夢菜の糖尿病ブログ(改)

糖尿病の闘病中の夢菜の経験談や糖尿病レシピ、三人の孫の奮闘記などを書いてます。更新は不定期です。

糖尿病の人の妊娠

赤ちゃんは妊娠してから最初の12週間(特に最初の8週まで)で
眼や心臓などが作られます。その間に血糖値が高いと赤ちゃんの
奇形率が上がります。具体的には、
一般妊娠:奇形率0〜2%
妊娠時のHbA1c<6.9%:奇形率2%程度
      7〜8.5%   5.1%程度
      8.5%〜    約22%程度
と奇形率がかなり高くなってしまいます。この奇形には心臓の奇形
など、命に直接関係ある大きな奇形もあれば、唇が少し変などの
命には直接関係ないものも含みます。従って医師としては少なく
ともHbA1c<6.5%(できれば5.8%)になるまでは妊娠しない事
を提案します。また、奇形だけでなく、流産率も一般の約2倍、早産
にいたっては2〜3倍とこちらもかなりの高率となります。
 赤ちゃんだけでなく、お母さんにも影響があります。妊娠後期になる
胎盤が大きくなります。胎盤が大きくなるとインスリンが効きにくく
なってしまいます。そのため、普通の人でも糖尿病になることがあり
ます(妊娠糖尿病といいます)既にインスリンを使ってる人は妊娠後期
になると妊娠前の約2倍のインスリンが必要になるといわれています。
糖尿病の女性が妊娠すると、HbA1cがあっかしやすいですし、悪化しな
くても糖尿病の合併症は進行する傾向があります。


今現在私が妊娠を考えたとしたら、ビクトーザからインスリンに切り替え
HbA1cを少なくても6.5%以下にしてから妊娠してもいいと許可が出ます。
体の中できちんとコントロール出来るようになるには少し時間がかかるので
妊娠を決めた時点でインスリンに切り替えるそうです。妊娠・授乳中は一切
薬やビクトーザはダメなので、インスリンのみになります。風邪をひいたり
してもよっぽでない限り、薬は処方しないとの事。授乳期間が終われば、元の
処方に戻すのは可能だそうです。妊娠を決めた時点で医師に相談して下さい
との事でした。
妊娠中の検診は一般と違い、2週間に1回の検診となるそうです。