3大合併症
3大合併症とは、糖尿病が悪化したときに起こる危険な合併症です。
1、神経障害
糖尿病を放置して悪化していくと感覚神経が鈍くなっていき、熱いや冷たい、痛いなどの感覚がわからなくなります。お風呂の温度が高いのに気付かず火傷したり、傷が出来ても見えにくいところなど気付かずに膿んでしまって最悪、壊死します。
靴の中に小さな石が入ったら普通は、痛みを感じて取り出しますが、その痛みが感じにくく、石で傷が付き、放置してしまうことや爪が伸びたり割れたりして傷がついても気付かずに放置してしまい気付いたときには大変なことになっていたりします。
それ以外にも絶えず末端神経が痺れていたり、痛みを感じたりなどの症状もあります。
2、網膜症
目に支障が出ます。
最初は小さな出血から始まります。これを単純網膜症と言います。この時点では、自覚症状がないので、眼科の定期検診で眼底検査でわかります。
この小さな出血で酸素が不足し、新しい血管を作り補おうとします。この血管は細くてもろいので、すぐに破れてしまうようです。そして大出血を起してしまうのです。大出血をしてしまうと処置はできないので、出血を防ぐためにレーザー治療などで早目に処置します。
大出血は、失明をしてしまうこともあります。
白内障にもなりやすく、病院によりますが、一泊で片目づつ手術をするのが基本のようです。
3、腎症
腎臓は、血液をろ過し、いらないゴミを尿として排出するのですが、糖尿病を放置していると動脈硬化などが進み、腎臓の働きが悪くなり、上手くろ過ができなくなります。
そうなると人工透析になってしまいます。
基本的な合併症はこの3つですが、高血糖のために現れる小さな症状もあるのでこれから少しずつ書いていきますね。
私自身今、目に小さな出血がありこれ以上悪化させないようにしたいと思っています。